本記事では『育児中のママがウォーターサーバーに注目すべき理由』をまとめています。
赤ちゃんにはウォーターサーバー!~水道水を飲ませられない理由
赤ちゃんには、できるだけ水道水を飲ませない方が良いです。その理由について考える前に、まず日本の水道水についての知識を深めていきましょう。
日本の水道水は、非常に高い衛生レベルを誇っています。現在、地球上には200近い国が存在していますが、その中で水道水を飲用できるのは、なんと15ヶ国程度。アジア圏では、日本とアラブ首長国連邦だけという少なさです。
近年は日本でもペットボトルやウォーターサーバーで「水を購入する」という習慣が一般化しましたが、ほんの20年前までは「水にお金を払うなんて…」と考える人が大半でした。「海外旅行へ出て、初めて日本の水道水のすごさに気付いた」という人も多かったのです。
日本に限らず、水道水の水源は河川水やダム湖水、そして地下水などです。しかしその水源を飲用レベルにまで高めるためには、高性能な浄水設備が必要。ただインフラを整えるというだけでなく、中身の衛生面までを高めた日本の技術力は、世界的に見てもハイレベルであることがわかります。
では、これほど安全な水道水をなぜ、赤ちゃんに飲ませない方がよいのでしょうか。
水道水の水源である河川水やダム湖水の水にはさまざまな細菌が含まれているのですが、こうした水源を飲用可能とするためには、殺菌処理が必要不可欠です。
中でも一般的なのが、塩素消毒です。塩素は一般細菌、インフルエンザなどのウィルス、そしてカビなどの除去に効果を発揮します。
よく「水道水のカルキ臭が…」という表現が使われますが、カルキとは塩素を含む石灰のこと。
つまり『塩素消毒=カルキによる消毒』なので、カルキ臭が感じられる水ほど、安心感が高いと考えられます。しかしこの塩素消毒には、以下2点の心配が付きまといます。
残留塩素 | 「水道水に0.1mg/L基準値以上の残留塩素があること」は、法律で定められています。つまり消毒処理がきちんとされた安全な水が各家庭に届けられているのです。とはいえ、内臓がデリケートな赤ちゃんには心配になるのも当然です。 |
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トリハロメタン | 水道水に塩素消毒は欠かせませんが、その過程で非意図的に発生してしまうのが、トリハロメタンという物質。その一部には発がん性が指摘されています。こちらも含有量は微量なので、問題ないと考えられていますが、やはり赤ちゃんに飲ませたくない物質であることは確かです。 |
こうした不安点があることから「乳幼児に水道水を飲ませるのは、1歳を過ぎてから」という考え方が、一般的になっているのです。
ウォーターサーバーが赤ちゃんにおすすめな理由
水道水は安全な水を各家庭に届けるため、あえて塩素を残しているのです。とはいえ、赤ちゃんに飲ませるミルクを作るとなると不安になるのも当然です。そこで選択肢としてはペットボトル水やウォーターサーバーの水になってくるのです。
赤ちゃんの胃腸は冷たい水に弱いので「ミルク粉をお湯で解き人肌まで冷まして与える」という方法が最善なのですが、毎日の作業ですから、以下のようなストレスが発生しやすいのも確かです。
- 急いでいるのに、お湯が人肌まで冷めるのに時間がかかってしまう。
- ちょっと目を離した隙に、火にかけていたお湯が沸騰してしまう。
- できた頃に赤ちゃんが眠ってしまい、作ったミルクが無駄になってしまう。
こうした場面においても「急いで冷ますために、水道水を使う」という行為は、できるだけ避けたいもの。
現在一般的になっているウォーターサーバーには、冷水の蛇口のほかに、常時約75~85度の温水の出る蛇口が付いています。このため赤ちゃんのミルクをいつでも手軽に、そしてスピーディに作ることが可能。これは市販のミネラルウォーターや浄水器にない、ウォーターサーバーだけのメリットです。
さらにウォーターサーバーは、使用していない時間に内部へ温水を循環させ、雑菌の繁殖を防止してます。一度開栓してしまうと品質が落ちるペットボトルの水より、衛生面での安心感も高いのです。
赤ちゃんに向く水の種類ってあるの?
育児中の家庭におすすめのウォーターサーバーですが、ウォーターサーバーの水には大きく2つの種類があります。
RO水 | 『RO逆浸透膜』を活用し、不純物をろ過した濁りのないピュアウォーター。 |
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天然水 | さまざま条件を満たす各地の名水。 |
RO水は人工的に浄水された、濁りのない純水。そして天然水は水源により、良質な天然ミネラルを含んでいます。また天然水には「軟水か、硬水か」という違いがあります。1リットルに100mg以上のミネラルを含んでいるのが硬水で、それ以下は軟水なのです。
「硬水には血液サラサラ効果や、便秘解消効果が期待できる」と言われています。しかし人によっては胃腸に刺激を感じることも。また「洗顔などに使用すると、肌が突っ張る」という感想を持つ人もいるようです。
育児中の家庭へウォーターサーバーを導入する場合には、赤ちゃんのデリケートな胃腸を最優先し、RO水または『軟水の天然水』を選ぶと良いでしょう。
まとめ
本記事の内容を一読し「赤ちゃんを育てるのに、ウォーターサーバーがあると便利だな。」と感じてもらえたと思います。
このサイトでは価格や電気料金等でのウォーターサーバーの比較を行っています。ぜひ参考にしてみてください。